一般電気事業者とは
各地の電力会社とは
我が国において、従来、電力の発電および供給を一手に担ってきた全国各地に所在する電力10社のことを一般電気事業者と呼びます。
一般電気事業者とは、東京電力をはじめ、北海道電力・東北電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力のことを指します。
一般の需要者に電力を供給する事業者として、重要なインフラを支えることから民間企業でありながら国や法律によってさまざまな規制や産業保護政策がとられてきました。
競争環境
2016年から本格化する電力自由化の流れによって、一般電気事業者以外の企業も新電力として電力市場に新規参入することが可能となる予定です。
一般電気事業者は、電気事業法によって電力供給を保護されてきましたが、競争環境が整うことでこれまで以上に企業努力を求められ、
電気料金の値下げやサービス品質の向上などが期待されています。
新電力と既存の一般電気事業者間の競争によって、消費者の選択肢が増えるとともに各社特徴ある商品・サービスを用意しています。
他業種への進出
電力自由化によって一般電気事業者は競争を強いられる一面もありますが、他方で、電力事業以外に経営を多角化することも可能とされています。
具体的な事例としては、東京電力が展開している通信事業として「TEPCO光」などが挙げられます。
こ電力業界への新規参入のみならず、既存の電力会社が他業種へ新規参入して経済界全体の活性化に繋がるという期待もされています。